「営業だけは絶対嫌だ」って思ってる人、いませんか?
実際、そういう声を非常によく耳にしますし、そう思ってる方は少なくないかもしれません。
数字のプレッシャーが怖い
初対面の人に積極的に話しかけるのが苦手
断られ続けるのが精神的につらい
「売る」という行為自体に抵抗がある
こういう気持ち、めちゃくちゃよくわかります。
でも、ちょっと待ってください。
「営業が嫌い」な人の多くは、営業という仕事そのものが嫌いなのではなく、営業の「一部の側面」が嫌いなだけかもしれません。
そして実は、営業にはキャリア初期に経験しておく価値がある、ちゃんとした理由があります。
でもその経験は、営業じゃなくても積める。その話をしたいんです。
なぜ「営業経験は大事」と言われるのか?
就活や転職活動をしていると、特に文系の方は「まず営業を経験しておくといい」という話をよく聞くと思います。
これ、根拠がないわけじゃありません。
営業という仕事には、キャリア初期に身につけておくと後々ずっと活きるスキルが凝縮されています。
① ビジネスの基礎が一気に身につく
営業は、顧客の課題を理解し、自社のサービス・製品で解決策を提案し、価値を伝えて合意を得る仕事です。これはビジネスの基本的な流れそのものです。
マーケティングも、企画も、開発も、突き詰めると「誰かの課題を解決する」という点では同じです。営業を経験すると、この本質が体に染み込みます。
② 顧客視点が鍛えられる
「相手が何を求めているか」「何に困っているか」「何が決め手になるか」——営業は常に顧客の立場で考えることを求められる仕事です。
この顧客視点は、どんな職種に移っても確実に活きます。マーケターになっても、PMになっても、「顧客を理解する力」がある人は圧倒的に強い。
③ キャリア初期でも「実績」が言語化しやすい
20代・キャリア初期は、わかりやすい実績を積むこと自体が難しい時期です。企画職でも、事務職でも、「自分が何をしたか」を具体的に伝えるのは意外と難しい。
でも営業は違います。
「目標達成率120%」
「新規顧客獲得数30件」
数字で実績を表しやすいため、転職活動の書類・面接で説明しやすい。
結果として、キャリア初期の営業経験者は次の転職がしやすくなります。
「何をしてきたか」が伝わりやすい職種で経験を積めることは、20代のうちにやっておく価値がある理由の一つです。
つまり、「営業経験が大事」と言われる理由は、スキル・視点・実績の3点セットが効率よく身につくからです。
でも、だからといって、営業が自分に合わない人が無理に続ける必要はありません。
「営業が嫌」な理由、実はこれじゃないですか?
営業を敬遠する人の多くが挙げる理由はこちらです:
❌ ノルマ・数字のプレッシャーがきつい
❌ 知らない人に積極的に話しかけるのが苦手
❌ 断られ続けることへの精神的な消耗
❌ 「売る」ことへの罪悪感・抵抗感
❌ 成約のためなら何でもやらなければならないプレッシャー
これ、よく見ると「営業という仕事全体」が嫌いなのではなく、「新規開拓営業の特定の側面」が嫌いな人が多いんです。
顧客の課題を理解する・提案する・関係を築く
これらは嫌いじゃない。でも、知らない人に電話をかけ続けたり、断られても断られても当たり続けるのがしんどい。
そういう人に、ぴったりはまる職種があります。
カスタマーサクセスって何?🎯
カスタマーサクセス(CS)とは、
主にSaaS(クラウド型のソフトウェアサービス)業界に存在する職種です。
一言で言うと、「既存顧客が自社のサービスを使って成功できるよう、継続的にサポートする仕事」です。
営業が「新しい顧客を獲得する」仕事なのに対し、カスタマーサクセスは「すでに契約してくれた顧客に、サービスを使いこなしてもらい、成果を出してもらう」仕事です。
少しコンサルにも似た仕事かもしれませんね。
実際、カスタマーサクセスをコンサルタントという職種名で採用・募集している企業もあります。
具体的な業務内容はこんな感じです
📌 オンボーディング
新しく契約した顧客に、サービスの使い方を説明・サポートする。スムーズに使い始めてもらうための伴走。
📌 定期的なフォローアップ
顧客と定期的にミーティングを行い、活用状況の確認・課題のヒアリング・改善提案を行う。
📌 活用支援・トレーニング
顧客がサービスをより深く使えるよう、勉強会や個別トレーニングを実施する。
📌 チャーン(解約)防止
使用頻度が落ちている顧客に早めにアプローチし、課題を解決して継続してもらう。
📌 アップセル・クロスセル
顧客の成長に合わせて、より上位のプランや追加機能を提案する。
SaaS業界では「顧客に解約されないこと」、「顧客に使い続けてもらうこと」がビジネスの生命線です。
そのため、カスタマーサクセスは非常に重要な職種として位置づけられています
営業が嫌な人でも、カスタマーサクセスなら問題ない理由🌟
カスタマーサクセスが「営業が苦手な人」に向いている理由は明確です。
① 新規開拓がない
カスタマーサクセスが関わるのは、すでに契約してくれた既存顧客です。知らない人に電話をかけ続けたり、断られ続けたりするストレスがありません。
② 「売る」より「助ける」が仕事の本質
「いかに売るか」より「いかに顧客に成功してもらうか」を考える仕事です。顧客の成功が自分の成果に直結するため、「売りつけている」という罪悪感が生まれにくい。
③ 長期的な関係を築ける
一度契約した顧客と、長期にわたって関係を続けます。深く顧客のビジネスを理解し、パートナーのように伴走できる仕事です。人間関係を大切にしたい人にとって、やりがいを感じやすい仕事です。
④ ノルマのプレッシャーが営業より低い傾向がある
もちろん数字の目標はありますが、「今月あと何件取ってこい」という即時的なプレッシャーは営業より低い傾向があります。中長期的な顧客の健全性(ヘルススコア)で評価されることが多いです。
カスタマーサクセスで得られる経験・キャリアパス📈
「カスタマーサクセスって、営業よりキャリアになるの?」という疑問を持つ人もいると思います。
結論から言うと、カスタマーサクセスはキャリアとして非常に優秀です。
得られる経験・スキル
顧客課題のヒアリング・分析力
提案・コンサルティングスキル
プロジェクト管理・伴走スキル
データ分析(活用状況・ヘルススコアの管理)
SaaSビジネスの理解(ARR・チャーンレート・NRRなど)
社内外のステークホルダーとの折衝力
これ、営業で身につくスキルとかなり重なっていますよね。
顧客を理解する・課題を解決する・関係を築く・成果を出す
この経験は、営業と同様にビジネスの基礎として機能します。
キャリアパスの選択肢
カスタマーサクセスを経験した後のキャリアは、実は幅広いです:
カスタマーサクセスマネージャー(CSM)→ CSリーダー・マネージャーへの昇進
セールス(営業)への異動・転職(顧客理解が深いため即戦力になりやすい)
プロダクトマネージャー(顧客の声をプロダクトに反映する役割)
コンサルタント(顧客課題解決のスキルが直結)
事業開発・企画職
特にSaaS業界でのカスタマーサクセス経験は、市場価値が高く評価されます。SaaS市場は今後も成長が続く見込みで、経験者の需要は引き続き高い状態が続いています
市場価値の観点
カスタマーサクセスはまだ比較的新しい職種のため、経験者が不足しています。
特に「顧客折衝の経験がある人」「SaaSプロダクトの知識がある人」は市場で引く手あまたの状況です。営業経験がある人がカスタマーサクセスに転職するケースも多く、「営業の経験があってCSに転換した人材」は採用市場で高く評価される傾向があります。
カスタマーサクセスへの転職、何を準備すればいい?📝
カスタマーサクセスは未経験からでも転職できる職種ですが、アピールできるポイントを整理しておくと選考通過率が上がります。
有利になる経験・スキル
✅ 顧客対応・接客の経験(職種問わず)
✅ 課題をヒアリングして解決した経験
✅ プロジェクトを管理・推進した経験
✅ ITツール・SaaSへの親しみやすさ
✅ データを見て改善を提案した経験
職務経歴書で意識すること
カスタマーサクセスの選考では、「顧客と向き合った経験」と「成果を出した経験」を具体的に書くことが重要です。
❌「顧客対応を担当しました」
✅「月30件の顧客フォローを担当し、担当顧客の継続率を前年比15%改善しました」
数字と具体的なエピソードで書くことで、書類の通過率が大きく変わります。
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まとめ:「営業が嫌い」は、キャリアの終わりじゃない🌟
営業が嫌いな理由の多くは、「新規開拓営業の特定の側面」への苦手意識です。
でも、営業経験が大事と言われる理由「ビジネスの基礎・顧客視点・言語化しやすい実績」は、カスタマーサクセスでも十分に身につけられます。
カスタマーサクセスは
新規開拓がなく、既存顧客との関係構築が仕事の中心
「売る」より「助ける」が本質
SaaS市場の成長とともに需要が高まっている
営業・PM・コンサルなど、幅広いキャリアパスにつながる
「営業だけは嫌だ」と思っていた人が、カスタマーサクセスという仕事に出会って「これが自分の仕事だ」と感じるケースは少なくありません。
キャリアの選択肢は、思っているより広いです。